キャラ研発信

時代レポート キャラクターの今が見える時代

キャラクターに癒しを求める現代人(1999.10発表)

現代人の実に84%が何らかのキャラクター商品を所有し、シルバー層でもその割合は
65%に達している。
小学4年生〜60代までの調査対象者のうち、83.9%の人が何らかのキャラクター商品を所有。
男女別に見ると女性では91.8%、男性でも75.1.%の人がキャラクター商品を所有。
年代別で最も所有率が高いのは小学生女子で100%、続いて中高生女子が95.7%、小学生男子が94.5%、キャラクター商品には縁遠いと思われがちなシルバー層(50〜60代)でも実に65%の人がキャラクター商品を所有。
キャラクター商品を持つことに対しては、「キャラクター商品を持つことは普通のこと」と考える人が全体で5割を越え、逆に「はずかしい」(20.1%)「オタクっぽい」(20.4%)などの抵抗感を持つ人は少数派。
現代人の7割がキャラクター商品に「癒し」を求めており、「癒し」を求める人ほど
キャラクター商品の所有率も高い。
キャラクター商品と接することで得られる効能では、約68%の人が「やすらぎ」を挙げトップ。「癒し」ブームの昨今、キャラクター商品にも「癒し」を求める姿が伝わってくる。
今の生活に安らぎを強く求める「癒し願望層」ほどキャラクター総好意率、キャラクター総所有率が高い。この結果は特に小学生と女性で顕著になっている。
現代生活にストレスを感じ、「癒し」を求める人ほどキャラクターを愛し、キャラクターとの生活を大切にする姿が浮き彫りになった。
「効能」の他の上位は「気分をリフレッシュできる」(61.4%)「やさしくなれる」(51.2%)「夢の世界に入っていける」(45.8%)「さみしさがまぎれる」(45.0%)「イヤなことが忘れられる」(43.2%)など。
これを男女別に見ると、女性では「やすらぎ」が74.3%で2位の「やさしくなれる」(61.6%)を大きく引き離している。一方男性では「気分をリフレッシュできる」が62.3%とトップになっており、男女でキャラクターに求めるものに違いのあることがわかった。
ストレスを感じ、癒しを求める小学生ほどキャラクター商品への愛着度が高い。
キャラクター商品への愛着度を見ると、小学生女子で82.1%、男子で69.3%と他の層に比べて格段に高くなっている。中でも女子はキャラクター商品の所有率も100%となっており、いかにキャラクター商品が日常生活に欠かせないものとなっているかがわかる。
またストレスを感じている小学生とそれ以外の小学生を比較すると、キャラクター愛着度のスコアがストレス小学生のほうが顕著に高く、癒し願望層とそうでない層との比較でも同様の結果となっている。
友達関係に悩む小学生にとって「好きなキャラクター」は「親友」よりも「安心」できる存在。
小学生に好きなキャラクターと父親、母親、親しい友達とを比較してもらい、そのイメージを聞いたところ、「一番好きなキャラクター」は「親しい友達」よりも「安心」できる存在だということがわかった。
別の質問結果によれば、小学生のストレス要因のトップは「友達関係」。ますます陰湿さを強めるいじめなどの問題を背景に、子供たちにとっては「親しい友達」でさえ今や心を許せない存在になってしまっている。裏切られたり、傷つけられたりするリスクのある親友よりも大好きなキャラクターのほうがずっと安心できるというわけだ。
この傾向は、キャラクターとの関係が強い女子で、またストレスを感じている子供たちの層でより顕著に見られる。