キャラ研発信

テラビシアにかける橋

 

『日常をキャラ化する力=空想力で切り開く人生』

 

壮大なファンタジー映画ではなく、日常の出来事において空想と現実の間で揺れ動く少年の感情を驚異のディーテールで描き出した作品。
特にオープニングは、空想のキャラクター達が次々に生み出されていく様をダイナミックに描いており、これだけでも見応え十分。

主人公・少年ジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)は、なんとなく家でも学校でも居心地が悪いことを感じ、空想の世界に浸りながら絵を描くのが唯一の楽しみだった。
ある日隣の家に引っ越してきたレスリーも同様に空想の世界に身を浸す女の子だった。やがて空想好きの二人は、森の奥に自分たちだけの遊び場を見つけ、そこを空想の王国"テラビシア"と名付け、王と王女の役を演じる事に夢中になってゆく。"テラビシア"での小さな冒険は、現実世界でのジェスを少しずつアクティブに変えてゆく。
日常で襲ってくるいじめっ子達を、空想の王国"テラビシア"においてモンスターに見立て、モンスターに立ち向かうことで現実の世界でもいじめっ子などに立ち向かい始める青春物語。

 

2008年お正月第二弾、渋谷東急ほか全国松竹・東急系にて拡大ロードショー)

 

2007年12月15日 森永留美子