キャラ研発信

earth

 

 

『自然界のキャラを切り出す』

 

「これまでにカメラに収められたことのない、地球上で最も美しいものを目にする、これが最後のチャンスである。」とアタステア・フォザーギル監督は言う。我々は地球上に生息しながらも、その全体像を知ることは殆ど無い。本作は、地球の現実がいかにドラマティックで美しく芸術品であるか、努力と技術力の勢力的に導入しキャラとして切り出した作品である。

 

ホッキョクグマ、アフリカ象、ザトウクジラ、ライオン、チーター、ホオジロザメ、アムール豹と地球のキャラクターたちが登場する。なかでも最もキャラ立ちしていたのが、カフタカケフウチョウである。その衣装ビジュアルと踊りは、我々の空想を超えた現実なのだ。 これほどまでに現実をドラマティックに切り出した努力と技術力には恐れ入ると同時に、その感動を形にまとめ上げてくれたことに感動し感謝する。
と、同時に、冒頭の言葉を思い出す。この美しい地球が急速に失われようとしている現実を突きつけられる。人間の想像力と創造力を超えた地球の現実が失われてしまうのを何もせずに見ているだけなんて出来ない。

 

2008年1月、日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にてロードショー!!
コンダクター:渡辺 謙(ナレーション)

 

2007年12月15日 森永留美子

 

カタカケフウチョウ

カタカケフチョウの求愛行動は芸術の域にまで高められている。舞台芸術と呼べるほどだ。カタカケフウチョウの生息地域であるパプアニューギニアの熱帯雨林には果物が豊富にあり、食料を探すのにあまり時間を費やさなくてもよく、雌も雛に餌をやったり、護ったりするのに雄の助けを必要としない。そのため、雄は求愛行動のためにじっくり時間をかけられるのだ。この求愛行動は視覚的にも聴覚的にも派手なショーで、舞台やスクリーンで観られる壮観なミュージカルにもひけをとらない。雄はショーを始める前から羽音によるショーの宣伝を始め、雌の気を引くことに成功すると、彼は音の効果に加えて、玉虫色の羽飾りをぱっと広げ、雌をうっとりさせるための華麗なショーの幕を開けるのだ。